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研究開発、製品開発の革新支援

先進国市場の成長鈍化、グローバル競争激化に対応するめに、研究開発の投資対効果向上が重要です。研究開発投資を賄って余りある、画期的な製品と技術を、次々と生み出すことが求められているのです。
アクト・コンサルティングは、以下の達成によって、研究開発の投資対効果を大きく向上させる革新プログラムを提供しています。

1.変局点を察知し、経営者と現場の間で、研究開発の新しい方向を合意する

研究開発の投資対効果が停滞・悪化する場合、「変局点」に来ているにもかかわらず、研究開発の方向を、新たな環境に対応するよう方向付けていない場合があります。変局点は、市場や技術の大きな変化が予見される時期というだけではありません。研究開発に関わる、経営者や現場のパラダイムを変換しなければならない時期は、すべてこれにあたります。例えば、大きな成長が期待できない、またはブレークスルーの期待できない領域に、これまでの惰性で重点的にリソース配分を行っている。大きく成長する可能性のある領域が予見できるが、これまでのパラダイムから、その魅力領域を認識できていない。テーマが分散し、これらを貫く一貫した概念が曖昧になっている。あるいは、「環境」や「エネルギー」といった新しい方向に対応するテーマが幾つもあるが、自社はどこに強みを見出すか、基本的スタンスが不明快。このような変局点では、今までの研究開発に関わるパラダイムを一旦「ゼロクリアー」し、技術や市場、競争相手や新規参入者に関し、将来を徹底的に洞察し、事実でこれを実証し、新たな研究開発の方向を見出すことが重要です。

この活動は、企画部門で小規模に実施するだけでは、効果がありません。関係者を巻き込んだトップダウンな活動が極めて重要です。つまり、経営者、主要な研究開発部門幹部、将来を期待できる若手を巻込み、納得がいくまで検討を深める必要があるのです。

これによって、現場の自立行動、計画的な努力、マネジメント、意思決定の全てを、新たに見出した方向に向けて、結集することが可能になります。

2.有能研究開発者の思考と行動を、組織全体に普及させる

重要な成果を上げてきた有能な研究開発者達は、分野を越えて、共通する思考・行動方法を身に着けています。

  1. テーマに関し、先の先まで見通している
  2. 部門外、社外の有識者に積極的に会い、コミュニケーションを行い、触発を得ている
  3. 事実や視点を獲得したら、一旦立ち止まり、「気付き」が得られないか反芻している
  4. 前提や与件にこだわらず(あるいは無関心で)、とにかくまず本質を追求している

このような有能な研究者の思考・行動方法を、プロセスやフォーマットに展開し、実践を奨励すると共に、OJTによって実践ノウハウを移植することで、研究開発者一人ひとりの知的生産性を向上させ、投資対効果を高めることができます。

3.研究開発の初期から、グローバルなフロントローディングを実現する

基盤技術開発、要素技術開発であっても、それが事業にどのように貢献するか、ビジネスの言葉で明確化 することは、研究開発の投資対効果を高めるために重要です。これが実現できれば、研究開発の早い時点から、グローバルなフロントローディングを実施することができるようになります。

つまり、事業部門や世界の主要拠点の有識者の衆知を結集し、テーマの妥当性、技術の新たなアプリケーションの発見、研究開発のリスク特定とコントロール方法の明確化を行うことが可能になります。

4.リソース配分の確固たる意思決定を行う

有望な研究開発テーマに、リソースを傾斜配分することで、投資対効果を向上できます。ただし意思決定者は、全てのテーマの専門家ではありません。そこで、研究開発者同士の、また研究開発者と事業部門の、あるいは社外専門家との間で、建設的な叩き合いを実現 し、意思決定者が決定すべき時期と事柄、リスクとコントロール方法を明確化することが可能です。また、全ての研究開発テーマの投資対効果を、事実に基づき論理的に指標化することができます。本プログラムでは、NPV(正味現在価値)とRI(リスクインデックス:NPVの確からしさ)による指標化 を行います。

これらによって経営者は、テーマのポートフォリオを的確に管理し、確固たるリソース傾斜配分の意思決定を行うことができるようになります。さらに、継続的にこれら指標を向上し続けるマネジメントを推進することができます。

まずは、事例研究会からスタートします。

貴社研究開発部門の経営幹部に対し、弊社プログラムの実践事例を紹介する「事例研究会」を開催します。お気軽にお申し込み下さい。

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