このページのトップ

株式会社アクト・コンサルティング

経営コンサルティング

オープンイノベーション教育

オープンイノベーションを研究開発や製品開発の重要課題として推進している企業が増えています。オープンイノベーション成功のためには、その目的やKPIの明確化、体制やプロセスの確立と共に、これを実践する人財の、以下の能力の強化が欠かせません。
・世界中から会うべき妥当な相手を探し
・躊躇せず懐に飛び込み
・そこで得た気付きを自分のテーマに使える「知見」にして活用すると共に
・一度会った相手と、その後も継続して相互に高め合える関係を構築する
弊社では、企業のオープンイノベーションの戦略や仕組確立と共に、積極的に社内外の有識者に会いに行き、そこで得た知見で高い業績を上げる、大手企業のハイパフォーマーの思考と行動を調査し、これを基に人財育成のプログラムを開発。オープンイノベーションを推進する人財の能力強化を支援しています。

弊社のオープンイノベーション推進のための人財育成プログラムでは、以下の方法で、上記能力を強化します。

1.仮説の徹底的な突き詰め

仮説があれば、何が不十分か、どこに解決のヒントや着想があるか考えることが出来ます。自分の仮説を相手に提示すれば、それが相手を触発し、スムーズにアイデアやアドバイスを得られるようになります。また、仮説を徹底的に突き詰めれば、詰め切った自信と、それでも不十分な点を何とかしたいという問題意識が、知らない人に会えるだろうか、という躊躇を打破する力となります。

2.正しい質問(ライトクエスチョン)の明確化

仮説構築では、何の項目を仮説するかが重要です。例えば新規事業の企画では、多くの場合「既に検討を進めている先行企業にどうやって勝か」という重要な仮説項目がありますが、一握りのハイパフォーマー以外は、これを真剣に考えていない企業もあります。仮説項目には、ビジネスモデルを考える場合の「顧客、価値、提供方法・・・」といった既に常識として世の中に公開されているものもありますが、上記「先行企業に勝つ方法」のような、ハイパフォーマーだけが検討している項目もあります(弊社ではこれを正しい質問:ライトクエスチョンと呼んでいます)。ライトクエスチョンを体系化・標準化し、前述の仮説を構築することで、ハイパフォーマーと同様な思考行動を実現できるようになります。一人で考えて分からない項目でも、自分で仮説を作った後、前述1の方法で社内外の衆知結集を行えば、ハイパフォーマー並みの突き詰めが可能となります。

3.外へ行く行動計画の策定

上記仮説の突き詰めによって、何が分からないか、その答えやヒントがどこにあるかを考えることが出来ます。これによって、いつ、どこの誰に会って、何を聞くか、どうやって会えるようにするか、相手には何を与えるかを行動計画として明確化し、躊躇することなく外に行く行動を引き起こすことが可能となります。また、行動計画に基づいて、外に行くための組織的な支援が実施出来るようになります。

4.気付き力の強化

ハイパフォーマーの気付き行動を調査すると、ピンときて立ち止まり、それが何か考えて次の行動につなげていることが分かります。ある研究所での体系的な調査によると、研究開発者、商品開発者は、日々気付いてはいるが、気付いた後でそれが何か、何に使えるか、すべての気付きをフォローしている者は少ないことが分かりました。弊社では、気付きを得たら、何に気付いたか、それはこれまでの何を変えることかまで考え、これを実行して評価するサイクルを明確化。研究開発者に徹底することで、ハイパフォーマー並みの気付き力の修得を実現しています。

5.ファシリテーターの育成

以上述べたことは、頭で理解していてもすぐに実行に移せない場合があります。例えば仮説構築では、「情報が足りないから分からない」と諦めてしまう。しかし、研究開発者は既に色々な情報を持っています。分からないのは、その先幾つかのオプションがあり、それらを全部考えるのが面倒な状態である場合が殆どです。そこで誰かが、答えは何か、貴方の仮説は何か、と聞き続けなければなりません。社内外の有識者に会う場合も、躊躇する研究開発者を鼓舞し、必要なら他者の人脈を借りる支援を行いながら、行くべき所に行かせる支援者が必要です。弊社では、上記1~4を実践するために、担当者を鼓舞・指導するファシリテーターを育成し、組織全体のオープンイノベーション推進力を高めています。

弊社プログラムは、以下の方法で推進します。

1.教育
・弊社の標準仮説構築フレームワークと方法論の提供
・貴社ハイパフォーマーのノウハウ抽出、ライトクエスチョン明確化、上記標準への組込み
・仮説構築→社内有識者の衆知結集→社外へ行く計画策定→社外衆知結集 のスキル修得
・気付きを価値化する気付き力の強化
・ファシリテーター育成と組織展開

2.実践OJT
実際の開発テーマで、仮説構築、社内衆知結集、社外向け行動計画策定、社外衆知結集、気付きのフォローという、オープンイノベーションの一連の活動を支援します。

3.仕組化支援
企業としてのオープンイノベーションの目的明確化、競争相手や先行企業の事例調査。推進責任者とKPIの明確化、仕組構築という、オープンイノベーション戦略策定と実現の全ての活動を支援します。

株式会社アクト・コンサルティング
Copyright © Act Consulting. All Rights Reserved.